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骨董と美術品(3)

骨董の美術品には、昔は実用品だったものが、だんだんと美術品と呼べるほどの加工の美しさを持つに至ったものもあります。

昔、武士がさしていた刀はその典型でしょう。

江戸時代も中期頃になると、刀が実用品として使われることはほとんどなくなっていきます。

実用品だった刀は、徐々に美術工芸品としての性格を帯びた華麗なものに変わっていくのです。

その昔には、罪人などを歩かせ、袈裟切りにして試し切りを行うといったことが実際にあったり、遺体を試し切りにするようなことも行われることがあったそうですが、世の中が平和になってくると、刀は切れ味とともに、その装飾の美しさも評価されるようになります。

刀は、大きく、大刀、短刀、脇差に分かれますが、程度のよい美しいものは大刀に多く、短刀、脇差と続きます。

したがって、骨董としての値段も、この順に手頃になると考えてよいでしょう。

もちろん装飾品としての性格を強めたといっても、刀である以上、切れなければ刀とは呼べません。

刀鍛治が精魂こめてつくった刀であるから余計に装飾の美しさも際立つのです。

刀の鍔も骨董として人気があります。

鍔は特に装飾がその価値を左右します。

念の入った細工が施され、金銀をふんだんに使った鍔なら、時には何百万円といった値段がつくものもあります。

また刀をかぶせる鞘もその装飾によって大きく値段が左右されます。

刀を武器が美術品に昇華したものととらえるなら、火縄銃もそのひとつでしょう。

ただし、火縄銃には、日本刀ほど、美術的な装飾が施されたものはありません。

火縄銃は、おおよそ20万丁程度が生産されたといわれていますが、美術品と呼べるほどの完成度を持つ火縄銃はわずかしかありません。

それだけにそうした火縄銃の人気は高いものがあります。

美しい象嵌などの装飾のある火縄銃は特に人気があります。

一般的な火縄銃なら20万円前後で手に入るでしょう。

また生活を彩る骨董として、掛け軸なども挙げられるでしょう。

現在も、床の間に掛け軸を飾るのは、一般的ですが、どのような掛け軸を選ぶかは、その家の主人のセンスが問われるところ。

骨董の掛け軸でお客様をもてなすとともに、自分もまた癒される時間を持ちましょう。

骨壷のまめ知識は、骨董ついて解説しています。

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