骨董の中でも、最も愛好家が多いのは、やはりやきものでしょう。
多くのファンを持つ古伊万里を筆頭に多くのやきものが骨董の対象として評価されています。
一方で、やきものは数が多く、その値打ちを見極めるためには相当な勉強や経験が必要です。
初心者のうちは、多くの骨董を見て、どのような骨董が値打ちが高いかを学ぶと同時に、自分が好きになれる骨董を探しましょう。
例え、値段は安くても自分が気に入ったやきものなら、ずっと大事にすることができるでしょう。
あまり高価でなければ、それほど気を使わなくても日常的に使えるというメリットもあります。
気の置けない友達などが訪ねてきてくれたときには、やきもののコレクションで話もはずむでしょう。
それでは代表的なやきものを紹介していきましょう。
信楽焼にも骨董がありますが、その信楽と同系の土で焼かれるやきものが伊賀焼です。
伊賀焼には、筒井伊賀、藤堂伊賀、遠州伊賀などの種類があります。
もともと茶人が好むように作られる傾向があり、実用品の要素が強い信楽焼よりも、より芸術的で優美な傾向があります。
次に骨董で人気のある古伊万里ですが、もともと伊万里焼は佐賀の伊万里港から積み出された磁器の総称です。
17世紀初頭に伊万里焼が現れるのですが、この頃の伊万里焼は初期伊万里と呼ばれ、たいへん人気があり、骨董としての価値が高いものです。
初期伊万里は素地が厚く、高台は皿の直径の1/3であるという特徴があります。
また染付の面積が小さくて、それ以降のものと比較すると色も薄くなります。
17世紀の中頃の伊万里焼になると素地は徐々に薄くなっていきます。
これは陶製技術の進歩によるものです。
さらにこの頃から、中国磁器の代わりに伊万里焼が輸出されるようになり、伊万里焼は世界的にも人気のある陶磁器になっていきます。
そのような流れの中で、次第に伊万里焼は豪奢なものも焼かれるようになり、藍の染付だけではなく、金彩などを使った豪壮なものも現れるようになります。
このような伊万里焼は金襴手、錦手と呼ばれます。
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