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骨董とやきもの(2)

伊万里焼は、常にその時代において、価値が高いやきものとして、大名、公家、豪商などに珍重されてきました。

つまり特権階級がその美しさを独占していたのです。

しかし19世紀頃になると、伊万里焼の生産技術が進歩し、次第に量産化が進むようになります。

窯が改良されたり、作業が分業化されるようになると、非常に高価だった伊万里焼もだんだんと庶民の手の届く範囲のやきものに変わってゆきます。

それにつれて、絵柄は非常に多彩になり、食器としての実用性も増してきます。

その結果、普通に食器として使える皿がでてきて、今日でも食器として使われているものがあるのです。

伊万里焼には柿右衛門という様式もあります。

柿右衛門とは人の名で優れた陶工でした。

柿右衛門の焼いた伊万里焼が柿右衛門で、その焼き方を伝承したものが柿右衛門様式と呼ばれるわけです。

柿右衛門は、白抜きの生地と濁し手の二通りがあります。

元禄の頃に焼かれたものが白抜きの生地、さらに初期の頃の作品が濁し手です。

濁し手は骨董に造詣の深い方なら、すぐに柿右衛門とわかるほど、朱色や緑が美しいやきものです。

ところでやきものには絵柄の面白さという楽しみもあります。

特に大皿の場合には、その絵柄の美しさによって骨董的価値も変わります。

大皿の場合には、山水の絵柄が多いのですが、それ以外にも、動物の絵柄などもあり、犬やウサギなどは数も少なく、骨董的価値が高いといわれています。

また恵比寿様や、大黒様、蛸唐草など、縁起を担いだと見られる絵柄もたくさん残っています。

染付の唐草等の技法には、輪郭を描いた中に濃い部分を塗る、一筆で早蕨(さわらび)を描く、(早蕨とは若葉がまだ開かず先がこぶしのように巻いている状態をいい、このような意匠を持ったものを早蕨と呼びます。早蕨は刀の柄、神輿の屋根などに現在でも見ることができます)、さらに線描きで唐草をしあげるものもあります。

この3つの技法のそれぞれに骨董としてファンがおり、骨董としての評価額も違ってきます。

骨壷のまめ知識は、骨董ついて解説しています。

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