骨董の真贋を見極めるのは、たいへん高度な技術です。
プロの骨董店の店主でも、時には間違いをするときもあるそうですから、一般の人が骨董の真贋を見極めるためには、相当に勉強しなければならないでしょう。
しかし、骨董を楽しむために、誰もがそんな技術を持っていなければならないわけではありません。
精密に作られた偽物を見極めるようなことはプロに任せておきましょう。
ただ、その骨董が値打ちのあるものかどうかの見極め方を知っておくほうがよいでしょう。
骨董市に行ったときも、骨董店を訪ねるときも、骨董に対する知識のあるほうが楽しいのは当然です。
友人に、自分のお気に入りの骨董の説明をするときにも、なぜ、その骨董に値打ちがあるのかを説明できるほうがいいでしょう。
ここでは、骨董の中から、やきものについて、その基礎知識をご紹介しましょう。
日本には「六古窯(ろっこよう)」といわれる6つの古いやきものの生産地があります。
「瀬戸」「常滑」「信楽」「丹波」「越前」「備前」の6つです。
どれも人気がありますが、古瀬戸と呼ばれる瀬戸物は、今に続く瀬戸物の初期の頃を伝えるもので高級な骨董として珍重されます。
古瀬戸の特徴は、全体にかけられている釉薬です。
これは施釉陶と呼ばれます。
古瀬戸は器全体に釉薬が塗られています。
中世の古窯で前面に釉薬をかけられているのは古瀬戸だけです。
この釉薬の色も、薄い緑と、鉄分の入った茶色系の2種類のみです。
そして鵜の斑(うのふ)と呼ばれる、白くてところどころに青みを帯びた美しい釉薬はとても魅力的です。
古瀬戸は高級やきものの代名詞です。
六古窯のなかで、甕がたくさん焼かれたのが「常滑」です。
農作業で使う甕として多く焼かれた「常滑」は素朴で、合理的な力強さを持っています。
土地が鉄分を含むため、強く焼かれて、黒味を帯びたり、赤く変色しています。
3本の筋文様があるもの、押印などの装飾が施されていることが多いようです。
また肩に自然釉がかかるものが多いのも特徴の一つです。
骨壷のまめ知識は、骨董ついて解説しています。
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